NECは11月11日、次世代統合運用管理基盤「WebSAMフレームワーク」を確立、これに基づいてミドルウェア「WebSAM」を刷新した。
WwbSAMフレームワークは、サーバ、ネットワーク、ストレージ、アプリケーションといった各種システムの運用管理情報を一元化するデータベース「WebSAM CMDB」を中核に、構成情報や稼働情報、ライセンスなど、システムを運用するうえで必要な管理機能を統合する。これにより、運用管理環境の構築から運用にかかるコストが削減できる。NECによれば、このフレームワークにある統合インストール機能によって各種運用管理ソフトの導入作業を最大8割削減できるという。
WebSAMは新たに「Web SAM Ver.6」として提供される。2006年2月から3月にかけて統合運用管理ソフト「WebSAM MCOperations」をはじめとする7製品が出荷される。価格は最も安価なIT資産管理ソフト「WebSAM AssetSuite」が10万円からとなっている。同社はWebSAM全体で今後3年間に2万システムの出荷を計画しているという。