アイネットは6月に新設した第2データセンターで、富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)の運用監視システムを採用した。両社は11月4日、この採用を契機にデータセンター分野で連携することを発表した。
両社は、アイネットのデータセンターに富士通SSLの運用監視システムを組み合わせ、データセンター運用監視サービスの自動化や仮想化サービスの品質向上、ITコスト削減と増加の抑制に取り組むとしている。
アイネットの第2データセンターは、高まるクラウドコンピューティングのニーズに対応するために新設された。10月には仮想化環境の運用代行機能とPaaS機能を提供する「仮想化運用代行センター」(Virtualization Operation Center)を同センター内に開設している。今後は、仮想化システムの設計、構築、運用、監視、プライベートクラウドをワンストップで提供する「仮想化オール・イン・ワン サービス」(Virtualization All in One Services、VAiOS)の拠点として、クラウドサービスの提供を本格化したい考えだ。
富士通SSLの運用監視システムは、オープンソースのシステム監視ソフト「GroundWork Monitor」を活用しており、同社独自の機能も追加している。