フィードパスは11月17日、同社が提供しているグループカレンダーサービス「feedpath Calendar(フィードパスカレンダー)」を11名以上で利用できる有償プランの提供を開始した。
feedpath Calenderは、「シンプル、スリム、スマート」をコンセプトに、同社が2009年6月よりベータ版を提供していたウェブカレンダーサービス(関連記事:10名まで無料--フィードパス、「シンプル」がコンセプトのビジネス向けグループカレンダーサービスを発表)。
機能をグループでのスケジュール管理と設備予約に特化することで、他のウェブカレンダーのグループでの使い勝手に不満を感じているユーザーや、これまでグループカレンダーを利用したことのないユーザー層に対する訴求を図っている。11月初旬の時点で、約3000のグループに利用されているという。
ベータ期間中は、利用料が無料で、1カレンダーあたりの登録ユーザー数が10名までに制限されていたが、今回の正式サービスの開始にあたり、ユーザー数11〜20名までで利用できる「プラン20」、21〜50名までの「プラン50」という有償プランが追加された。なお、今後も10ユーザーまでの利用は「プラン10」として、引き続き無料で提供される。各プランの違いは利用ユーザー数の制限のみで、利用できる機能やサポートはいずれも同一という。
フィードパスでは、同サービスのベータ提供期間中に、ユーザーからのフィードバックを元に、ユーザーインターフェースの改善や、Google Calendarへの予定転記機能、サイボウズOfficeからのデータインポート機能、メールによる更新通知機能、各社3G携帯電話から利用可能なモバイル版のリリース、コメントによるカレンダー共有ユーザーへのリマインド機能といった、さまざまな機能強化を行ってきている。また、有償プランの提供に合わせて、フルタイムのメールサポート窓口の開設、1日ごとのデータバックアップといったサポート体制を整えるという。
feedpath Calendarの利用料金は、11〜20ユーザーで利用可能な「プラン20」が、6カ月契約で3万4440円。1年契約で6万2790円。21〜50ユーザーまで利用可能な「プラン50」が、6カ月契約で6万9090円。1年契約で12万5790円。51ユーザー以上で利用したい場合は、個別に対応を行うとしている。フィードパスでは、2010年3月末までに有償プランで新規300契約の獲得を目指す。
また、今回の有償プランの提供に合わせて、本日より「プラン20」「プラン50」を最大60日間無料で利用できるトライアルサービスを開始するほか、2010年1月15日までに、有償プランを1年契約で申し込んだユーザーに対し、抽選で5グループ中1グループの割合で1年間の利用料を無料にするプレゼントキャンペーンを実施する。