SAPジャパンは7月16日、パートナー企業やユーザー企業とともに、最新技術を取り込んだソリューションの研究開発を行う施設「SAP Co-Innovation Lab Tokyo」(COIL Tokyo)を東京サンケイビル15階に開設したことを発表した。
ITシステムが複雑する中で、最新技術を取り入れつつ、異機種混在環境でもトラブルなく動作し、信頼性と利便性の高いシステムを構築することは、企業にとって不可欠な要素となりつつある。COIL Tokyoでは、パートナー各社から提供されるハードウェアやソフトウェア、アプリケーションを含めて、統合された異機種環境を提供して、実際のユーザー企業のシステムをシミュレートすることができる。COIL Tokyoを利用する企業は、異機種混在のテスト環境を自社で用意しなくても、ソリューションの研究開発を行うことができる。
参加するパートナー企業は、アビームコンサルティング、インテル、F5ネットワークスジャパン、サン・マイクロシステムズ、テクノスジャパン、デル、東洋ビジネスエンジニアリング、日本アイ・ビー・エム、アイ・ビー・エム ビジネスコンサルティングサービス、NEC、ネットアップ、日立製作所、ヴイエムウェア、富士通、マイクロソフト、三菱電機インフォメーションシステムズ、リアルテックジャパンとなっている。
COIL Tokyoの開設に伴い、2件の検証/協業プロジェクトが開始されている。
1件は、インテルとSAPによるもの。両社は、実際のエンタープライズのアプリケーションを使って、どれくらいのエネルギー削減効果が期待できるかに着目した検証を実施した。2世代前のシングルコアプロセッサ搭載サーバの代わりに、最新のクアッドコアプロセッサ搭載サーバを使うことで、「SAP ERP」を使用する際のエネルギー消費量は50%以上削減されているという。これはラボにおける検証結果であり、得られたデータをもとに昼間の対話型処理と夜間バッチ処理を考慮した1日24時間サイクルでの消費電力の比較シミュレーションも実施しているという。
もう1件は、ヴイエムウェアとの共同プロジェクトであり、マルチコアのインテルプロセッサ搭載サーバを使用して、ERPのアップグレードプロジェクトにおける仮想化技術の採用について共同で検証するというもの。
同プロジェクトは1カ月にわたり、現存の物理サーバをアップグレードしながら仮想環境に一元化することが可能であり、さらに本番のアップグレード前にVMWareを利用してテストを実行することで、本番のアップグレードをスムーズに実施することが可能であるとの検証がなされている。
COIL Tokyoは、米カリフォルニア州パロアルトに最初に開設されたイノベーションラボに続く、グローバルで2番目となる施設になる。
関連情報
-
SAPジャパンと中小企業基盤整備機構、中小企業のIT化や内部統制への対応推進で業務協力
SAPジャパンと独立行政法人中小企業基盤整備機構は6月26日、中小企業のIT化促進、IT経営革新への支援、IT化による内部統制への対応支援などを目的とした業務協力に関する合意書を締結した。 - SAPジャパン、機能が強化された中小企業向けERPパッケージの新版を提供開始
- SAPジャパン、SAP ERPのエンハンスメントパッケージ第3弾をQ2より提供開始
- 「2010年にはビジネス領域を倍に」--SAPジャパン、日本BOが共同で戦略発表
- NECとSAP、協業をグローバルに拡大--SAP関連要員を600人体制に拡大
- 「より日本化を加速する」--SAPジャパン社長が語る2008年度のビジネス
- SAPジャパンとエン・ジャパンが協業--中堅パートナー向け人材採用/教育支援を実施
- 「ファーストレゴリーグ」のアジア世界大会へ--SAP社員がサポートするチーム「Eleven」
- SAPジャパン、複数プロジェクトを可視化する「SAP xRPM 4.0」を発表--インフォシスが導入サービスも提供
- 王子製紙、内部統制の強化を目的に「SAP GRC Access Control」を採用
- SAPジャパン
「業界動向」 の新着情報
-
グーグルが「Chrome」を作った理由--高速ブラウジングがもたらす利益
グーグルが新しいウェブブラウザ「Google Chrome」を発表したのは、高速化されたブラウザがグーグルにとって2つの面で利益を... - テクモ、コーエーと合併に向けた協議へ--スクエニの提案には「賛同せず」
- 「車は試乗して選ぶ、ブラウザもそうしない?」--Google Chrome担当者
- MS、仮想化ライセンス要件をさらに緩和--ヴイエムウェア仮想マシンのサポートも開始
- SAPジャパン、現アドビ社長Garrett Ilg氏の社長就任を発表
- 業界動向 一覧へ »
「企業情報」 のバックナンバー
-
レッドハット、仮想化企業Qumranetを買収
レッドハットは、Qumranetを現金1億700万ドルで買収したことを発表した。Qumranetは、「SolidICE」を提供するオープンソース仮想化企業。 -
【5日市況:前場】107円台に戻った円安の影響もあり下げ渋る
-
テクモ、コーエーと合併に向けた協議へ--スクエニの提案には「賛同せず」
-
【4日市況:後場】反落となるも12500円付近では底堅い動きを見せる
-
【4日市況:前場】3月の期末株価を意識した水準の攻防続く
- 企業情報 一覧へ »
ZDNet Japan Essential Topic
-
【今注目のIT企業は何を考える…??】
オススメIT系求人情報も毎週月曜日更新! -
コラボレーション基盤特集
Notes置換とバージョンアップの情報はこちら
企画特集
-
セキュリティ対策レベルテスト公開!
自社のセキュリティのウイークポイントはドコ? -
Techno Exchange
RackableとCTCの地球にやさしい関係 -
サーバ仮想化・グリーン化の利点を最大化!
そ多機能・高価値なNetAppストレージの秘密とは -
ZDNet Japan Green IT
サミットだけでは終わらせない!エンタープライズの取り組みはこれからだ! -
ZDNet Japan ホスティング特集
2008年夏のホスティングサービスのトレンドは何? -
APC SOLUTIONS FORUM 2008をレポート
電源、冷却の効率化によるエネルギー削減とは? -
「シンプル」&「低コスト」な運用管理
IT運用管理に関するアンケート実施中! -
ログ管理ソリューション特集
セキュリティ、コンプライアンス対策で注目度アップ! -
Webセキュリティ特集
Web2.0時代の脅威へ対抗するためのソリューションとは? -
Secure Web
Web2.0時代にプロアクティブなセキュリティを実現!! -
【ログ管理】Logstorage、SecureEagle/SIM
内部統制のためのソリューションを紹介! -
IronPort Sシリーズ
Webからの脅威に関する課題の3つの解決方法
ZDNet Japan イベント
- 開催日:2008年9月29日(月)
- イベント一覧へ»