連結会計システム「DivaSystem」を開発、提供するディーバは10月30日、開示情報検索システムなどを開発するインターネットディスクロージャーの株式を取得して、100%子会社化することを発表した。
2000年設立のインターネットディスクロージャーは、有価証券報告書などを開示する「EDINET」などの開示情報を検索するシステム「開示Net」、会計や監査、税務などの関連法令検索システム「e法令集」などを開発、販売している。膨大な開示情報や法令を高速検索、閲覧できる同社のシステムは、監査法人をはじめとした会計や税務の専門家から高い評価を受けているという。
同社は今後、検索対象となる情報を海外市場の開示情報や国際会計基準(IFRS)関連法令へ拡大することで、IFRSを基準にした連結経営やIR活動をサポートするとしている。
ディーバは、インターネットディスクロージャーを子会社化することで、日本市場でのIFRS適用に備えたソリューションを拡充、企業ユーザーのIFRS適用に貢献できるようなソリューションを提供していきたいとしている。今回の買収は、ディーバにとって初めての買収となる。