日立情報システムズと、会計システム開発を手掛けるディーバは3月7日、連結会計システム「DivaSystem」の販売に関して提携したことを発表した。日立情報の提供するトータル財務システムや内部統制システムに、DivaSystemを組み込む。販売のほか、導入や運用、保守といった一連のサービスを共同で提案し実施する。日立グループ内の連結対象企業から、外部企業にも幅広く提供していく。
DivaSystemは、親会社が各子会社の決算情報を収集し、連結財務諸表を作成できるシステム。ウェブベースのインターフェースを備え、企業グループ内で連結経営情報を共有できる。
日立情報は、すでにDivaSystemと連携するエスエスジェイ製の個別会計システム「SuperStream」の構築および運用実績を持つことから、新たに両システムを組み合わせたトータル財務システムを開発。日立情報のグループ企業や、顧客企業に提供する。
またディーバでは、今後の日本版SOX法制定に向け、5月にDivaSystemの新版をリリースする予定。日立情報ではこの製品を自社の内部統制システムに組み込んで販売する。