クラウド・スコープ・テクノロジーズ、仮想環境管理システム「MoonWalker」を提供開始

富永恭子(ロビンソン)

2010-01-27 15:40

 ITホールディングスグループ子会社のクラウド・スコープ・テクノロジーズは、エージェントをインストールせずにサーバからサービスまでの仮想システムを管理できる「MoonWalker」の提供を開始した。

 同社では、ネットワーク機器に加え、各種サーバ、ユビキタス機器に対応した管理、監視、分析ソリューションを提供する「PATHMANAGER」製品の開発、販売を行っている。

 今回、販売を開始した「MoonWalker」は、このPATHMANAGERの開発、納入を通じて取得したノウハウによる特許技術「ルートクラスタ・テクノロジー」を元に、エンタープライズ向けのSaaS、PaaS、IaaSの仮想システム対応の管理システムとして開発したという。ルートクラスタ・テクノロジーは、ネットワーク経路の可視化において、すでに米国特許庁より特許を取得済みの技術であり、日本での特許取得は最終段階にあるとしている。

 MoonWalkerの特徴は、管理対象をユーザーの要望に合わせて選択することができる点だという。これにより簡単かつコストをかけずに管理が行えるとしている。

 基本となるのは、Pingによる死活、応答遅延監視およびトポロジー画面操作GUI。これらの標準機能に、ユーザーの要望する機能を追加して提供する。

 追加機能として選択できるのは、障害発生、対応開始、復旧、定常等の状態通知、一定時間復旧しない場合のみ通知や障害状況に応じたメール発信選択などが可能な「障害状況メール通知・インシデント管理機能」のほか、SNMPやTELNETによって収集したCPUの負荷率、トラフィック量、SN比、温度変化、消費電力等をグラフ化して管理する「監視数値情報グラフ化機能」、TCPを利用してメールサービスやウェブサービスなどの死活を監視する「アプリケーション死活監視機能」、実サーバ、仮想サーバ、アプリケーションなど、仮想環境も含む複数サービスの関連性を視覚的に管理する「影響監視機能」などとなっている。

 さらに、温度変化、内製アプリケーションの障害など、特殊な環境に応じた監視項目の追加を容易に実現する「監視項目追加機能」や、パトランプのオンオフ、CPU高負荷時のロードバランサ迂回(うかい)、CPU低稼働時の省電力設定、不正アクセス時のFW設定などを一括管理する「外部システム(機器)一括制御機能」も追加することが可能という。

MoonWalker MoonWalkerのシステム構成(出典:クラウド・スコープ・テクノロジーズ)

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