アライドテレシスは9月26日、コア・スイッチの新製品「SwitchBlade x908」および「CentreCOM x900シリーズ」を発表した。11月より順次リリースを開始する。
SwitchBlade x908は、3Uの筐体に8個の拡張スロットを装備。Gigabitイーサネット(GE)で最大96ポート、10GEで最大8ポートを実装できるほか、スタックモジュールとケーブルにより最大4台までのスタッキングが可能だ。
CentreCOM x900シリーズは、1U筐体に24ポートのGEポートを装備したボックス型スイッチ。10/100/1000BASE-Tの「AT-x900-24XT」と、SFPスロットの「AT-x900-24XS」がラインアップされる。いずれも2つの拡張スロットを装備し、最大24ポートのGEを増設できる。スタックモジュールとケーブルにより、最大8台までのスタッキングが可能。
いずれの製品も、スイッチモジュールの組み合わせにより、さまざまなポート構成を低コストで実現できる。また、VCS(Virtual Chassis Stacking)と呼ばれる独自のスタック機能では、専用のスタックケーブルで接続を行うことにより、複数のx900製品を仮想的に1台のスイッチとして動作させることが可能になる。
さらに、EPSR(Ethernet Protected Switched Ring)と呼ばれる機能では、スパニングツリープロトコルと同様の機能を提供し、リング型ネットワークの構築を可能にする。あらかじめトポロジーを限定し、各スイッチの役割を固定しておくことで、障害の検出と経路の切り替えをより高速に行えるという。
同社の調査によれば、日本市場においては、米国市場と比べて機器冗長よりも、回線冗長に対するニーズが高く、よりコンパクトで経済的な製品が求められる傾向があるという。今回の新製品群は、回線冗長機能を、よりコンパクトに、かつ、より高いコストパフォーマンスで提供することを目指して開発されている。
各レイヤごとに異なるプロトコルが存在し、複雑化が進む傾向にある現状のネットワーク環境に対し、VCSによるシンプルなネットワーク構成を導入することにより、管理者の負担を軽減できるとする。また、EPSRへの対応によって、ローカルでの分散処理を可能にしつつ、安価にリングネットワークを構築することが可能という。同社では、SwitchBlade x908とCentreCOM x900シリーズに導入されたVCSとEPSRを組み合わせた環境を「バーチャル・コア」と呼んでおり、これによって、企業は低コストで、管理が容易な負荷分散型冗長ネットワークを構築することができるとしている。
そのほか、x900シリーズには「AlliedWare plus」と呼ばれる新OSを導入。基本OS部、プロトコルスタック部などを含む、ほとんどの部分を新たに開発し、堅牢性が向上したほか、新機能の追加も従来と比較して容易になっている。
価格は、SwitchBlade x908(8スロットシャーシ、ファンモジュール×2付属)が79万8000円。AT-x900-24XT(10/100/1000BASE-T×24、拡張スロット×2)が59万8000円。AT-x900-24XS(SFPスロット×24、拡張スロット×2)が69万8000円(いずれも税別)。GE×48ポート、SFP×8ポート、フルL3構成での価格は約300万円で、これは「同クラスの他社製品と比較して、ほぼ半額」(同社)とする。
3Uの筐体に8個の拡張スロットを装備し、Gigabitイーサネット(GE)で最大96ポート、10GEで最大8ポートを実装できる「SwitchBlade x908」(上)。1U筐体に24ポートのGEポートを装備したボックス型スイッチ「CentreCOM x900シリーズ」(下)。専用のスタックモジュールとケーブルにより、写真のように最大8台までのスタックが可能だ。
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