アライドテレシス(大嶋章禎社長)は、VPNをサポートした高速ブロードバンド&ISDNルータ「CentreCOM AR550S」を6月中旬から出荷開始する。価格は10万4790円。
WAN2系統(10/100BASE-TX×各1)、LAN1系統(10/100BASE-TX×5)に、PRI/BRIを装着できる拡張スロット1基を装備したのが特徴。このため、2系統のWANポートの1つを光ファイバーや広域イーサネットといったブロードバンド回線接続に使用し、一方をDMZにすることや、2ポートともWAN回線に接続することができる。また、PRI/BRIのISDN回線をバックアップに使用できるため、信頼性の高いネットワークを構築可能。通信速度は、VPN(IPsec)やENAT、PPPoE、ファイアウォール使用でもほぼ100Mbps(同社計測値)のスループットを実現し、パケット長が512バイトと短くても高速に通信できる。
このほかの特徴は、(1)帯域制御、帯域制限、輻輳制御、優先制御、マーキングなどの処理ができ、VoIPなどのリアルタイム性が求められるアプリケーションの優先度を高めて通信品質の向上が可能な「クラスベースQoS機能」、(2)通信の負荷分散や回線の二重化を行うことが可能な「WANロードバランス機能」(オプション、3万1290円)、(3)従来のコマンドラインインターフェイスに加え、ユーザーフレンドリーな日本語WEB GUIにも対応――など。
なお、発売を記念して、BRI、PRIの各モジュールをキャンペーン価格で提供する「ISDNバックアップキャンペーン」を7月末日まで実施する。