「Opera」から「Zen Browser」に乗り換えた5つの理由

Jack Wallen (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2025-02-24 07:00

 「Opera」が数年前に「ワークスペース」機能をリリースした際、同ブラウザーを上回るものはもう出てこないだろう、と筆者は疑いを持たなかった。実際、長らくOperaを超えるブラウザーは現れなかったが、他のブラウザーもようやくタブ管理の重要性に気づき始めたようだ。ただし、「Google Chrome」はそれに含まれていない。

 以前は「Firefox」をメインブラウザーとして使っていたが、Mozillaはタブ管理の利便性を認識していなかった。Firefoxはオープンソースであるため、有志がソースコードを基に独自の派生ブラウザーを開発・配布できる。「Zen Browser」はそうして誕生したブラウザーである。

 Zen Browserのテストを始めて数カ月。これは筆者がずっと待ち望んでいたカスタマイズ可能なFirefoxだと感じた。最初の数週間は、Zen Browserを試す程度で、Operaをメインに使っていた。しかし、使い続けるうちにその魅力に引き込まれていったのだ。

 そして2週間前、ついに「Linux」と「macOS」の両方で、Zen Browserを既定のブラウザーに設定した。その理由を説明しよう。

1. オープンソース

 筆者はオープンソース至上主義者ではないため、クローズドソースソフトウェアにも抵抗はない。「Slack」や「Spotify」など、オープンではないさまざまなアプリケーションを使用しているし、それについて後ろめたさも感じない。しかし、クローズドソースの類似アプリと同程度に優れたオープンソースの代替アプリが存在する場合は、常にオープンソースアプリを選ぶようにしている。Zen Browserは設計上、オープンである(オープンソースアプリケーションであるFirefoxのフォークなので、オープンでなければならない)。

 Zen Browserのソースコードは、「GitHub」の公式ページで閲覧・ダウンロードできる。Operaはこれまでも、そしてこれからもずっとクローズドソースであり、そのことに全く問題はない。しかし、Zen BrowserにはOperaで気に入っている機能が全て含まれているため、(筆者にとって)どちらを選ぶべきかは明白である。

2. テーマ設定エンジン

 些細なことかもしれないが、筆者にとってブラウザーの外観は重要である。コンピューターのディスプレーを見ている時間が長いため、作業環境は目に優しいものにしたいと考えている。Operaは美しいブラウザーへと進化を遂げ、長らくそれに匹敵するブラウザーは「Arc」しかなかった。しかし、Zen Browserには優れたテーマ設定エンジンが搭載されており、外観を細かく調整できる。

 特に気に入っているのは、美しいグラデーション機能でZen Browserの外観をカスタマイズできる点だ。ユーザーインターフェース(UI)にテクスチャーを追加したり(ただし、現時点では、この機能を使用するとアプリウィンドウが粗く表示される)、サイドバーを必要に応じて調整したりできる。

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