サン・マイクロシステムズは10月4日、「Sun Java Web Infrastructure Suite」に、稼働サーバ単位で課金する新しいライセンスモデルを追加すると発表した。
Sun Java Web Infrastructure Suiteは、同社の使用目的別ソフトウェアスイート製品群「Sun Java System Suite」の中核製品だ。シングルサインオンを実現するソフトなどで構成されており、従来は導入先の従業員1人あたりのサブスクリプションライセンスで提供されていた。
今回追加されたライセンスモデルは、企業など特定のシステム向けにも容易に導入できるようにしたもの。使用許諾のサーバ内において「Sun Java Web Infrastructure Suite」に含まれているWebサーバやプロキシサーバ、アプリケーションサーバなどのコンポーネントを、利用目的に応じて自由に配置可能となる。
価格は、2CPU搭載可能サーバで1サーバあたり税別45万3000円、4CPU搭載可能サーバで1サーバあたり税別77万7000円となっている。2CPUサーバマシン総数6台という構成の場合では271万8000円となり、単体製品を別々に購入して構成した場合より最大60%以上のコスト削減が可能だ。
また、このライセンスで、会員向けサービスなどアクセスするユーザーを特定するサービスを提供する場合は、2CPU向けライセンスで1サーバあたり5000人まで、4CPUサーバ向けライセンスで1サーバあたり1万人まで利用可能となっている。