アルプス社とコグノスは8月22日、地図データとビジネスインテリジェンス(BI)ツールの連携に向けて協業すると発表した。コグノスはアルプス社から技術協力を受け、アルプス社の地図データとBIツール「Cognos 8 Business Intelligence(BI)」を連携させるツール「Cognos Map Manager」を提供する。
Cognos Map Managerを利用すると、アルプス社の地図データや同社の販売している米MapInfo製品の地図機能をCognos 8 BIに取り込める。たとえば、Cognos 8 BIのBI機能に地理情報システム(GIS)機能を付加することで、さまざまな位置情報を持ったデータの分析や検索が可能となる。
Cognos Map Managerでデータを管理、操作する際には、MapInfoの機能を利用する。そのため、特定地域の詳細地図を表示したり営業店舗の位置情報を追加したりするなど、柔軟に地図情報を加工できるという。位置情報による条件絞り込みも行える。
今後、アルプス社とコグノスは、販売パートナーに製品を紹介するセミナーや技術連携に関する勉強会の共同開催など、共同でマーケティングと販売に取り組む。また、機能拡充に向けた協力も続ける。