コグノスは9月8日、リコーと包括契約を締結したことを発表した。リコーは、グループ経営管理システム「GB21」にコグノスのウェブレポートツール「Cognos ReportNet」を導入・活用する。
リコーは現在、世界20カ国に活動拠点・グループ会社を配置しており、GB21は財務やSCM(サプライチェーン管理システム)などの経営情報を各拠点の経営・管理者層で有効活用するために構築されている。GB21は今後、リコーの海外各拠点に展開される予定となっている。
ReportNetは当初1000ユーザーが使う予定だが、最終的には5000ユーザーにまで拡大する見込み。今後は、業務上の重要な指標を提供する「経営ダッシュボード」を構築する予定としている。
リコーグループはこれまでに、ヨーロッパ法人でコグノス製品を導入・活用している。活用されていたのは、ReportNetのほかに顧客データや販売データなどの業務情報を多次元分析するOLAPツール「Cognos PowerPlay」などがある。