NECソフトと野村総合研究所(NRI)はこのほど、コンテンツ保護システム「Webコンテンツプロテクター AE」「Webブラウザプロテクター AE」を11月から発売することを発表した。
Webコンテンツプロテクター AEは、ウェブで配信されるOfficeファイルやPDFファイルの2次利用を防ぐソフト。同ソフトで保護されたファイルは、メールの転送やUSBメモリなどでの持ち出し、あるいはWinnyによるファイル流出があっても、保護されたファイルをダウンロードしたクライアントPC以外では閲覧することができなくする。閲覧する際には、保存・印刷・画面キャプチャなどの操作を制限することもできる。
一方のWebブラウザプロテクター AEは、HTMLやJPEG、GIFなどのウェブコンテンツの2次利用を抑制するソフト。印刷や画面キャプチャ、文字列のコピーや保存を制御することで、コンテンツを保護する。
NECソフトとNRIは、これらのソフトについて「従来の“情報漏洩の出口をふさぐ”という考え方から脱却して、“コンテンツそのものを権限管理する”という仕組みを採用した」ものと説明している。
両社は、2つの製品の共同販売を通じて、これまでのシステム設計・構築・運用のノウハウやスキルをもとに、企業のIT環境に柔軟性と安全性の高いセキュリティシステム基盤の構築を支援するとしている。