オラクルとi-flex、Oracle Fusion Middleware上でのi-flexアプリの動作を認証

CNET Japan Staff

2006-10-27 23:13

 Oracle Corporationとi-flex solutionsは10月25日、Oracleのミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware」のコンポーネントである「Oracle Application Server 10g」に、i-flexが提供するi-flexアプリケーション群を対応し、その連携を両社が認証したことを発表した。Oracleは、i-flex solutionsの過半数の株式を保有している。

 この発表は、Oracle Fusion Middleware上で、「Daybreak」や「FLEXCUBE」「iPFB(i-flex Process Framework for Banking)」「Reveleus」製品など、i-flexアプリケーション群の動作を認証したもの。これによりSOA(サービス指向アーキテクチャ)をベースに、Oracle製品はもちろん、Oracle製品以外のさまざまな金融サービスおよびエンタープライズアプリケーションを統合し、一元的にサポートできるようになる。

 この認証により金融サービスを提供する企業は、多額の予算や多大な経営資源を投入することなく、SOAや標準仕様に基づくビジネスプロセスを使用して、経営状況をより詳細に把握できるようになる。

 今回の認定は、包括的なビジネスアプリケーション群を提供しているOracleの金融サービス業界向け戦略の一環となるもの。Oracleとi-flexはまた、Oracle Fusion Middlewareの、他のコンポーネントでもi-flexのアプリケーション群を認証する計画も発表している。

 これまでにOracleは、Oracle Fusion Middlewareにおける「Oracle E-Business Suite」「PeopleSoft Enterprise」「Retail Merchandise Operations Management」「JD Edwards EnterpriseOne」「Siebel CRM」の動作を認証していた。

 今後、Oracleとi-flexは、i-flexのDaybreakやFLEXCUBE、iPFB、「Reveleus」の認証を、Oracleの「Oracle Business Intelligence」「Oracle Business Process Analysis Suite」「Oracle Identity Management」「Oracle SOA Suite」などのコンポーネントに対しても行う計画という。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    改めて知っておきたい、生成AI活用が期待される業務と3つのリスク

  2. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  3. ビジネスアプリケーション

    Google が推奨する生成 AI のスタートアップガイド、 AI を活用して市場投入への時間を短縮

  4. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

  5. セキュリティ

    初心者にも優しく解説!ゼロトラストネットワークアクセスのメリットと効果的な導入法

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]