日本オラクルは2月14日、Oracle Corporationプロダクト&インダストリ担当バイスプレジデント、Chris Farinacci氏の来日に伴い、同社のエンタープライズPLM戦略とグローバルの市場動向に関する説明会を開催した。
Farinacci氏は、「PLMが実現する革新は、顧客にとって経営上の最重要課題であり、戦略的な目標でもある。また、あらゆる業務において、職務の枠を越え取り組まなくてはならない分野だ。従来、PLMはエンジニアリングだけで良かったが、現在ではCRMやSCM、ERPなどを統合したエンタープライズPLMが求められている。PLMも進化している」と話す。
こうした潮流は、グローバルな製品開発や製品の多様化と複雑化、規制やコンプライアンスおよび品質の向上に対する高い要求、IP管理/セキュリティなど、PLM導入における課題が顕在化していることに起因している。エンタープライズPLMでは、統一された情報基盤を構築できる機能を提供することで、こうした課題を解決しようとしている。
Farinacci氏は、「我々のエンタープライズPLMを導入することで、製品革新が加速し、最大限の収益性を担保できる。また、情報やプロセス、意思決定の管理を製品ライフサイクル全体にわたり、グローバルに実施することができる」と話している。
具体的には、ハイテク、ライフサイエンス、自動車、航空宇宙と防衛、一般消費財などの分野向けの「Agile PLM」や食品/飲料分野向けの「Agile PLM for Process」、CADデータを可視化できるソリューションである「AutoVue」などの製品を活用することで、顧客や製品、設計、コスト、サプライヤー、製造、サービス、コンプライアンスなどの情報を統合したPLMを実現する。
PLM環境の統合には、同社のアプリケーション統合アーキテクチャ(AIA)を採用し、柔軟性の高い業界標準ベースの統合を実現している。また、すでに導入されている製品のサポートを継続することも明らかにしており、既存の投資を有効に生かしながら統合されたエンタープライズPLMを実現することができる。
日本市場においては、日本オラクルのリソースを最大限に活用し、ハイテク、ライフサイエンス、一般消費財などの分野を中心にビジネスを展開していく計画という。
Farinacci氏は、「Agileは、売り上げが1億5000万ドル程度の会社だったので、これまで日本市場ではそれほど知名度がなかった。しかし、Oracleに買収されたことで日本市場におけるビジネスの機会を大きく拡大することができる」と話している。
Chris Farinacci氏は、2007年5月のOracleによるAgile Softwareの買収に伴い現職。PLMに関わるグローバルのマーケティング組織とマーケティングイニシアティブのすべてを統括している。
関連情報
-
オラクル、PLM事業を強化、国内市場で1/3のシェア獲得目指す
日本オラクルは、PLM事業の拡大を図り、製品体系を整えるとともに、営業、顧客支援の態勢を強化する。「200億円程度といわれる、国内のPLM市場で1/3のシェアを早期に獲得したい」(日本オラクル 常務執行役員 製品戦略統括本部長 三澤智光氏)としている。 - オラクル、Agile Softwareを買収へ--PLM事業への展開を目指す
- 製品開発や買収戦略でイノベーションを加速させる--OOW基調講演でオラクル社長
- 日本オラクル
「業界動向」 の新着情報
-
「Google Books」をめぐる和解について米司法省が調査を開始
米司法省は、特定書籍のデジタル出版権に関してGoogleと出版社団体の間で合意した和解について、独占禁止法違反関連で正式な... - 「Windows 7」:事前予約割引とFamily Packの不確かな存在にユーザー困惑
- MS、最大半額の大規模データセンター向け統合運用管理ライセンスを発表
- シマンテック、アジア太平洋地域における中小企業のセキュリティ課題をレポート
- シマンテック、中小企業に関するIT調査を発表:57%がIT費用増加と回答
- 業界動向 一覧へ »
「ソフトウェア」 のバックナンバー
-
学生のITコンテスト「Imagine Cup 2009」、一次審査の結果が発表
エジプト カイロで開催中の学生技術コンテスト「Imagine Cup 2009」にて、ソフトウェアデザイン部門、組み込み開発部門、ゲーム開発部門の第一次審査の結果が発表された。 -
マイクロソフト、学生のIT技術大会「Imagine Cup 2009」をエジプトにて開幕
-
オラクル、統合性を高めたミドルウェアスイートの新版「Fusion Middleware 11g」を発表
-
SAP、GRCソリューション最新版を発表--コンプライアンスは経営の要と説く
-
オープンソース開発市場でGPLのシェア低下--Black Duck調査
- ソフトウェア 一覧へ »
ZDNet Japan Essential Topic
-
企業が幸せになるための3つの視点とは?
アプリケーション導入に迷われている方はこちらへ -
仮想化、復習しませんか?
この特集で仮想化のパターンがわかります
企画特集
-
セキュリティ&ユーザ事例【SIer Club】
最新のセキュリティ情報と提案事例が満載 -
ロリポップ!がリニューアル
【第1回】創業者の家入一真氏が語る誕生秘話!! -
◆エン・ジャパン厳選求人☆毎週更新◆
不況下でも急成長の秘訣とは?注目企業の取組みも公開! -
マネジメントの「コラム」と「コネタ」
今日のキーパーソンは誰? -
そのストレージで仮想化に対応できますか?
メリット盛りだくさんのサンのオープンストレージ製品 -
仮想環境を実現するソリューション特集
仮想化導入時、こんなところ気にしてますか? -
パンデミック対策特集
2009年のパンデミック発生から再考する事業継続計画 -
ストレージメディア特設サイト開設
仮想化環境において最適なソリューションを! -
今注目の「サジェスト検索」−デモ掲載中
システムのユーザビリティに革命を起こす技術とは -
【徹底対談】運用管理ツールの賢い使い方
市場背景〜仮想化管理までアナリストが解説! -
ESBでIT投資の無駄を劇的に解消する
IBM IMPACT 2009を徹底レポート! -
中小企業のセキュリティリスクとは?
導入する側・される側 得するセキュリティ製品 -
集積度も性能も、業界最高水準のブレードPC
サーバの実装技術を、シン・クライアントへ応用 -
インターネット上の悪意を未然に防ぐには?
ブラウザに備わったセキュリティ機能を徹底解説 -
SOA、BPM、SaaS −今、企業に必要なこと
ビジネス・アプリケーションの今を網羅する特設サイト -
サーバー監視・運用のコストを削減するには
エージェントレス方式を用いたパトロールクラリスで -
サービス・ドリヴン・データセンター
コスト効果の高いデータセンター構築には? -
エンタープライズにおけるSUSEの強み
次世代データセンターの基盤は11だ。 -
■ストレージ容量50%削減保証■
ネットアップによる削減保証キャンペーン実施中
ZDNet Japanからのお知らせ
- ご回答にはCNET_IDご登録が必要です。
-
17. Intel Threading Building Blocks
オライリーブックから出版されている「Intel Threading Building Blocks... -
18. Intel Integrated Performance Primitives
単に最適化コンパイラを使うよりもパフォーマンスを良好にするルーチン...
新着企業動向
-
文藝春秋が携帯公式サイト「Numberモバイル」開設
株式会社文藝春秋 -
待ったなし!会計基準の国際化対応 緊急セミナー
NTTソフトウェア -
先着100名様限定!VPS月額料金最大3ヶ月キャッシュバックキャンペーン
GMOホスティング&セキュリティ -
SecureCube / Access Check
NRIセキュアテクノロジーズ - 企業動向一覧へ»
サーバやOS、アプリケーションなどの世界ではオープンソーススタンダードが市場を牽引する現在、ストレージの世界でもオープン化の流れが始まっている。
幸い今回は弱毒性で大事には至らなかったが、まだ油断はできない。企業活動を停止すると、大きな経済的損害や社会的信用の低下を招いてしまう。 
