ヴイエムウェア、アプリ仮想化ソフト「ThinApp」最新版--Windows 7への移行支援

大川淳

2010-03-19 08:03

 ヴイエムウェアは3月18日、アプリケーション仮想化ソフトの最新版「VMware ThinApp 4.5」を発表した。アプリケーションをカプセル化することでOSへの依存性を切り離す機能を搭載しており、最新のWindows環境に古いアプリケーションを移行しやすくできるという。

 ThinApp 4.5は、Windows 7に対応。Windows NTからWindows 7、Windows Server 2008 R2までの32ビットと64ビットの両方をサポートしている。再リンクすることで旧版のThinAppアプリケーションから容易にアップグレードが可能だという。また、仮想アプリケーションが使用するページファイルの容量を低下させることで、アプリケーションの起動を高速化させたという。

 レジストリファイルの整合性を確保し「クラッシュやシステム障害により発生するデータ破損を防ぐ」としている。同社は、コミュニティーサポートを拡充する意向で、ThinAppコミュニティーポータル(英語)でアプリケーションのパッケージ化についての状況と技術の共有化を図る。

 同社では「ThinAppを使用すれば、再コーディングが不要になり、再帰テストの時間を削減でき、新しいOSへのアプリケーションの展開を迅速に実行することが可能になる。企業はダウンタイムのリスクを最小化できる」としている。

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