2日、オープンソースのエディタ「GNU Emacs」のバージョン22.1が公開された。EmacsはFree Software FoudationのRichard Stallman氏などを中心とするコミュニティで開発されており、Emacs Lispの実行環境をそなえるなど、単なるテキストエディタを超えた拡張性と機能で人気がある。
Emacs 22.1ではGTK+ツールキットがサポートされ、マウス操作やキーボードマクロ、ユニコードサポートなども強化された。Pythonモードを備えるなど、最近のテクノロジへの対応も実現されている。また、Mac OS XやCygwin、X86-64システムが新たにサポートプラットフォームとなる。
操作面でも、マウスの第一ボタンでリンクを開くことができ、スペースキーでファイルネームが補完されなくなるなど、いくつかの変更がある。Lispファイルもアップデートされており、外部ライブラリのなかには互換性の問題が発生するものもあるかもしれない。