11月9日、Linux上でWindowsプログラムを利用できる「Wine 0.9.49」がリリースされた。
WineはX、OpenGL、UNIX上におけるWindows APIのオープンソース実装。Windowsプログラムを動かすための互換性レイヤとして動作する。非マイクロソフトコードから成るWindows APIの代替実装だ。また、Wineは任意にWindowsネイティブのDLLを使用することもできる。Wineでは、WindowsソースコードをUNIXに移植するための開発ツールキットと、プログラムローダーの両方が提供される。
今回のリリースでの主な変更点は下記のとおり。
- Direct3Dに代わり、GLSL(OpenGL Shading Language)がデフォルト言語となった
- メモリエラーを多数修正
- TOPMOSTウインドウをサポート
- inetcomm dllの実装を開始
- 多数のバグ修正
詳細な情報に関しては、リリースノートを参照していただきたい。