IDC Japanは2月26日、国内ITサービス市場規模予測を発表した。
発表によると、2007年の国内ITサービス市場はITアウトソーシング市場がアプ リケーションの運用管理やデータセンターを利用したホスティングサービス拡大によ り前年に引き続き6%成長を維持し、前年比3.9%増の5兆665億円となった。さらにプ ロジェクトベース市場も金融機関を中心に基幹系システム構築、コンプライアンス需 要などにより堅調に推移している。
2007〜2012年の年間平均成長率は国内企業のグローバル化やコンプライアンス 対応などにより3.4%で拡大、2012年は5兆9770億円に達すると予測している。
同社のITサービスグループマネージャーの寄藤幸治氏は「ITサービスベンダー は新たな需要喚起と効率的なデリバリー体制確立を通じて、売上、利益両面での成長 を目指す必要がある。国内ITエンジニアが不足する中、オフショア開発/運用の一層 の拡大も1つの選択肢となる」と分析している。