IDC Japanは3月18日、2007年国内外付型ディスクストレージシステム市場の実 績を発表した。
発表によると、2007年の国内外付型ディスクストレージシステムの売上は、メ インフレームディスクストレージシステムが前年比21.8%減となったものの、UNIX、Windows、Linux、NOSの合計であるオープンシステム・ディスクストレージシステム がシステム価格500〜3000万円未満のミッドレンジ製品が前年比21.7%増、システム 価格3000万円以上のハイエンド製品が前年比7.8%増と好調だったことから前年比 9.5%となり、前年比1.1%増の2238億円となった。
同社のストレージ/サーバー/HCPグループディレクターの森山正秋氏は「2007 年は内部統制強化に対応したディザスターリカバリー投資の本格化や、サーバー統合 の進展などを背景に、ディスクストレージシステムに対するアップグレード需要が高 まった」と分析している。
一方、出荷容量はメインフレーム・ディスクストレージシステムが前年比 34.4%増、オープンシステム・ディスクストレージシステムが前年比55.1%増とな り、前年比50.4%増の227.9ペタバイトとなった。オープンシステム・ディス クストレージシステムのうちミッドレンジは出荷台数の増加や混載機の出荷増加によ り、出荷容量が81.8%増と最も高かった。