日本オラクルは3月29日、コナミデジタルエンタテインメントのアーケード用ネットワークシステム「e-AMUSEMENTシステム」の会員情報用データベース(DB)の一部として採用された「Oracle Database 10g」と「Oracle Real Application Clusters 10g」(RAC 10g)の運用管理に「Oracle On Demand」が採用されたと発表した。
e-AMUSEMENTシステムは、アミューズメントセンターに設置された業務用ゲーム機をネットワークで結び、遠隔対戦を可能にする仕組み。プレーヤーは、ICカードの「e-AMUSEMENT PASS」を利用し対戦を重ねて行くことで段位の取得や、全国ランキングへの参加が可能になる。
日本オラクルは、2006年5月にプレーヤーの戦績情報やランキング処理を行うシステムの一部にDatabase 10gとRAC 10gを導入。さらに2月15日からOn Demandを提供し、DBのパッチ適用や突発的なトラブル対処などにかかる運用管理コスト削減を目指している。
On Demandは、オラクルのエンジニアがオラクル製品の運用・管理をオンラインで行うサービス。専門技術者が、ユーザー企業のシステムを24時間365日、遠隔地から監視し、障害の未然防止、ライフサイクルサポートを提供する。ユーザー企業の運用・管理コストを削減し、より戦略的なIT投資への移行を支援するというもの。