日本アバイアは6月8日、ニュースキンジャパンの東京本社および名古屋・大阪支店、福岡ウォークイン、有明コールセンター、横浜倉庫の6カ所にIP-PBX「Avaya Communications Manager」をベースとしたIPテレフォニーシステムを納入したと発表した。
今回のシステム導入でニュースキンジャパンは、従業員がどの拠点にいても同じ内線電話番号で発着信できるようになり、有明と大阪に分散するコールセンターの一元的な運用管理も実現した。
これまで同社では、各拠点にデジタルPBXを設置し、内線電話番号も拠点ごとに割り振っていたため、「頻繁に拠点を移動する社員になかなか電話がつながらない」「複数の内線番号のボイスメールを確認する必要がある」といったユーザーの使い勝手に問題を抱えていたという。
まず名古屋支店でアバイアのIPテレフォニー・ソリューションを導入してノウハウを蓄積し、今回のロールアウトにつなげた。
IPテレフォニーの信頼性を高めるため、コールセンターを併設する有明と大阪では、冗長化された「Avaya S8700 Media Server」および「Avaya G650 Media Gateway」を設置。コールセンターの通話を確保するため、既存のデジタルPBX「DEFINITY」も利用している。他の拠点では、「Avaya G350 Media Gateway」およびLSP(Local Survival Processor)が導入された。
ニュースキンジャパンは今後、IPテレフォニーをベースとした、メールやファクスによる受注や問い合わせを一元的に管理するシステムの導入や、音声認識技術を活用したシステムの導入なども検討している。