数カ月前のMicrosoftによるブラウザの標準遵守不足をめぐるOpera Softwareの反トラスト法に基づく武力威嚇に対して筆者は最初からあまり好意的ではなかったと言おう。しかしOperaの最近のInternet Explorer(IE)8に関する苦情の内容は、Operaがなおさら無茶をする会社だと思わせるものである。
Operaの最高技術責任者(CTO)を務めるHakon Lie氏は、MicrosoftのIE8の新ベータがウェブページの破壊を取り扱うやり方に不満をもらしている。Lie氏は、MicrosoftがIE8 Beta 2でイントラネットサイトについて(念のため言うと、インターネットサイトではない)互換性モードをデフォルトでオンに設定したことに不満を訴えている。そして同氏はMicrosoftがIE8アドレスバーの横に表示する「壊れたページ」を示すアイコンを非常に嫌っている。同氏はそのかわりにAcidテストのスマイリーフェースの表示を提案している。
Operaの筆者に対する8月29日の電子メールは以下の通りである:
IE8は「Microsoftの約束――ウェブ標準をデフォルトでサポートするという、わずか6カ月前の約束を――破るものである。
「ここで問題となっているのは『Compatibility View Settings』であり、それにより全てのイントラネットページが互換性モードで表示されるように設定されている点である。Microsoftは明らかに企業市場に他ブラウザが進出するのを妨げようとしている。」
個人的には、MicrosoftがIE8で一般のウェブぺージについては標準モードをデフォルトとすることに喜んでいる。Microsoftはそれを、IE8に準拠していないサイトを閲覧するユーザーや、Microsoftの次世代ブラウザに対応するためにそのサイトをアップデートしていない開発者を罰することのないように実施している。IE8は11月の出荷が予想されている。利用者がIE8 Beta 2でうまく表示または動作しないサイトに遭遇した場合、互換性ビューアイコン(壊れたページのように見えるが、そのアイコンの役割についてユーザーに手掛かりを与えている)をヒットすればよい。
もしMicrosoftがユーザーにアップデートされていないサイトを利用し続ける方法を提供せずに、IE8でもっと標準に準拠したモードをデフォルトに設定していれば、反乱が起きるだろう。Microsoftが当初IEで標準互換性を破り、その理由が何であろうと――市場シェアを失うことを恐れてか、憤慨するユーザーと開発者の苦情をうけてか、あるいは単にそれが正しいことだからか――今になってそのダメージを繕おうとしていることで、なぜユーザーやウェブサイト所有者がその報いを受けなければならないのか。
OperaはMicrosoftによる標準モードの取扱いを、同社が古いトリックを使おうとしていると表現している。しかしOperaがIE8にページを破壊させようとする本当の理由は、それによりユーザーがうんざりしてお手上げとなり、IEを見捨てて他のブラウザに移るためではないかと疑っている。
どう思いますか?Operaの苦情には価値があると思いますか?もしそうなら、Microsoftは出荷前にIE8をどのように調整すべきだと思いますか?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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