MS、テクニカルベータ参加者に「IE8」の新テストビルドをリリース

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:菊地千枝子

2008-12-12 03:58

 Microsoftは米国時間12月10日に「Internet Explorer(IE)8」の新しいテストビルドを選ばれたテスターグループに向けてリリースした。

 この新ビルドは「テクニカルベータ」参加者のみを対象とし、一般には提供されない。テスターに送られたメモによると:

 「IE8 Partner BuildをIE8 Technical Betaの参加者にリリースし、わが社のテスト作業と問題点の発見に役立てるつもりです。本ビルドはわが社の進捗状況のプレビューを示すもので、Beta 2のリリース以来修正された問題を検証するための使用に最も適しています。これは使用するに十分な品質を備えていると考えていますが、マイルストーンビルドのように広範にテストされていないために、一般の方々を対象とせず、テストを目的としているに過ぎません。」

 新しいIE8ビルドには「8.0.6001.18343」の番号がふられていると、テスターたちは述べている。

 Microsoft関係者はこの12月10日版暫定ビルドの新たな展開については、一般的なバグのフィックスのほかは詳細を明かさなかった。

アップデートこれは最新のテストビルドで目新しいことは何かを詳説するReadMeのPDFファイルである。

 IE8関係者は11月に、IE8の最終バージョンが年内にウェブ上でリリースされることはないと認めていた。そのかわりにMicrosoftはパブリックテストビルドをもう一度出すことを計画している。これは最終版がリリースされる前の、2009年第1四半期に予定されている。

 Microsoft関係者は先週、次期テストビルドではIE8にもっと互換性を強化した機能を加える予定であると述べていた。しかし12月10日ビルドには「Compatibility View」の調整はどうやら含まれていないようだ。そして来年に入ってからのほぼ最終版に近いパブリックリリース候補(RC)までは登場することはなさそうだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  2. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  3. ビジネスアプリケーション

    新規アポ率が従来の20倍になった、中小企業のDX奮闘記--ツール活用と効率化がカギ

  4. ビジネスアプリケーション

    カスタマーサポート業務で生成AIはどう使えるか、代表的な活用場面を解説

  5. ビジネスアプリケーション

    改めて知っておきたい、生成AI活用が期待される業務と3つのリスク

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]