Microsoftは成長を続ける同社によるホステッドサービスのトライアル版を米国外のユーザーにも提供しはじめる予定だ。
Microsoftは全ての規模の顧客に「Business Productivity Online Suite(BPOS)」、企業向けインスタントメッセージングサービスの「Communications Online」、そして「BPOS Deskless Worker Suite」のトライアルに登録できるようにすると、同社関係者は3月2日にCeBIT 2009において発表した。これらのサービスの最終版は米国外では2009年4月に提供される予定であると同社関係者は述べている。
MicrosoftのOnline Servicesに新たに加えられた18の市場とは:オーストリア、ベルギー、カナダー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、日本、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、英国である。
Microsoftのホステッドサービスについて簡単におさらいしよう:Microsoftは過去1年以上にわたり、同社自らがホストするサービスをいくつか開始してきた。現在のファミリーには、「Exchange Online」「SharePoint Online」「Communications Online」そして(以上3製品のバンドルに「Live Meeting」を加えた)「BPOS」、「CRM Online」そしていくつかのクライアントサイドのサービス――「Exchange Deskless Worker」「SharePoint Deskless Worker」そして「Business Productivity Online Deskless Worker」スイートが含まれる。同社はほかにも「Forefront Online」とおそらく何らかの「System Center Online」サービスといった、MicrosoftがホストするOnlineサービスをいくつか準備中であると考えられている。
Microsoftはまた、顧客の成功例を――Glaxo SmithKlineがMicrosoftのホステッドウェアを10万シート導入していることについて――CeBITで宣伝していた。
同サービスについては「過去12カ月間で急激に加速した」とMicrosoftのInformation Worker Product Management Groupのシニアバイスプレジデントを務めるChris Capossela氏は述べた。
Capossela氏は1500以上の再販業者がMicrosoftのホステッドサービスを販売するために登録したと述べている。これは1週間当たり100件のペースであるという。Microsoftのパートナーの一部は、Microsoftがその仲間と競争することになるとして、同社のホステッドサービス市場への参入にたじろいでいた。
アップデート:以下がMicrosoftによるOnlineサービスのパッケージと料金の設定である。ある広報担当者が以下の情報を送ってきた:
完全なスイートは1カ月あたり1ユーザーあたり15ドルである。各製品の内訳は以下の通りだ:
- Exchange Onlineは1カ月で1ユーザーあたり10ドル
- SharePoint Onlineは1カ月で1ユーザーあたり7.25ドル
- Office Communications Onlineは1カ月で1ユーザーあたり2.50ドル
- Office Live Meetingは1カ月で1ユーザーあたり4.50ドル
- Exchange Online Deskless Workerは1カ月で1ユーザーあたり2 ドル
- SharePoint Online Deskless Workerは1カ月で1ユーザーあたり2ドル
ユーザーはこれらのサービスのほとんどを個別に購入することができる(ただし1つの例外を除いて:SharePoint Online Deskless Workerは、顧客がSharePoint ServerまたはSharePoint Onlineを入手していることが条件とされている)。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ