「Live Search」の新ブランド名は「Kumo」ではなく、「Bing」か?

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:末岡洋子

2009-04-06 22:52

 結局のところ、Microsoftの「Live Search」の新しい正式名称は“Kumo”ではないかもしれない。“Bing”にも勝算があるように見えてきた。

 MicrosoftがLive Searchの最新名称として3つの候補を検討しているといううわさを私が得たのは、約1年前のことになる。3つの候補とは、“Hook”“Bing”“Kumo”だった。LiveSide.Netが追跡した結果、Microsoftが「Kumo」ドメインを取得していることが判明したため、新しい名称はKumoが確実と思われた。

 だが、ここにきて確信が持てなくなってきた。WhoIs検索により、Microsoftは“Bing.com”と“Bing.net”ドメインも取得していることがわかったからだ(WhoIsサイトの情報によると、どうやらMicrosoftがドメイン所有情報を公開したのは3月4日ごろのようだ)。Microsoftはまた、多くの自社サーバーをBingに向けてリダイレクトしている。

 (Microsoftは、Kumoドメインも引き続き所有している。「Hook.com」は、香港のiGenesisが所有している)。

 この数カ月、Kumoが開発コード名といわれてきたが、MicrosoftがKumoを正式名称にすると信じる人は少なかった(“Kumo”は日本語で「雲」または「蜘蛛」を意味する)。

 私はKumoという言葉が結構好きになっていた。“Bingする(Bing it!)”より“Kumoする(Kumo it!)”のほうが響きがいい。

 以前にもした質問だが、ここで改めて読者の皆さんにお聞きしたい。

 Microsoftが検索でシェアを拡大するために、ブランディング面ですべきことは次のうちどれだと思いますか?

  • 古いブランド名「Live Search」をそのまま継続し、最大限に活用すべきだ。
  • Kumoにすべきだ。“Kumo it!”はそれほど悪くない。
  • Bingにすべきだ。“Bing it!”できまりだ。

 他にも候補名としてアイディアがあれば、ぜひとも教えてほしい。

 (役に立たないかもしれないが、MicrosoftにBingが正式名称か問い合わせみたところ、回答は得られなかった。「ノーコメント」が正式なコメントだった)。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  2. セキュリティ

    経営陣に伝わりづらい「EDR」の必要性、従来型EDRの運用課題を解決するヒントを解説

  3. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    中小企業のDX奮闘記--都市伝説に騙されずに業務改善を実現したAI活用成功譚

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]