AppleはMacのエコシステムの安全性を高めるため、以前MicrosoftとMozillaに勤めていたセキュリティ専門家Window Snyder氏を雇った。
以前Mozillaのセキュリティ責任者だったSnyder氏は、セキュリティ担当のシニアプロダクトマネージャーとしてAppleに参加する予定であることを認めた。
Snyder氏はMozillaで、Firefoxの開発プロセスに脅威モデリングの概念を導入し、Mozillaの安全な開発の取り組みの効果を測る、評価指標を作るプロジェクトを率いた。
Mozillaに加わる前は、同氏はMicrosoftでWindowsのセキュリティ強化に従事していた。
Appleのセキュリティ部門が有名人を雇うのは、Snyder氏で2人目だ。同社は2009年5月にも、Mac OSのセキュリティの中核に取り組ませるため、OLPCの元セキュリティ責任者であるIvan Krstic氏を雇っている。
Appleは同社のソフトウェア製品にセキュリティ上の脆弱性が急増していることや、CanSecWestで開催されるハッキングコンテストPwn2Ownで毎年同社のSafariブラウザがハックされてしまうという事態に対処しようと四苦八苦している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ