Pwn2Own 2009:Safari/MacBookが秒殺

文:Ryan Naraine(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:石橋啓一郎

2009-03-19 10:20

 バンクーバー発 -- Charlie Miller氏がまたやってくれた。3回目となる2009年の開催で、セキュリティ研究者である同氏は、AppleのブラウザSafariの脆弱性を突いて、完全にパッチを適用したMacBookに侵入した。

 Miller氏は成功した直後に、「かかったのは2秒ほどだ。リンクをクリックし、マシンの制御を握った」と話した。

 このコンテストは現地時間3月18日の午後3時15分に開始された。Miller氏はその数秒後に攻撃を行い、1万ドルの賞金を獲得した。また、同氏はそのMacBookも手に入れた。

 Miller氏は、SafariをハックするつもりでCanSecWestセキュリティカンファレンスに来たと述べている。この攻撃方法は入念にテストして「初めて動作した」ものであることを確認したという。

 TippingPointのZero Day Initiativeが、この脆弱性に対する独占権を取得し、情報開示とAppleとの間のパッチ公開プロセスを取り仕切る。

 この脆弱性の技術的な詳細については、パッチが準備されるまで公開されない。

 現在、何人かのハッカーがInternet Explorer 8とFirefoxに対する攻撃を試みているが、これらのブラウザはまだ破られていない。

 コンテストのルールは、このページで参照できる

 また続報をお届けする予定だ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]