クラウドへのアプリケーション配備を円滑にするために--共通の「記述」という提言

文:James Urquhart(Special to CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル

2010-07-21 07:00

 筆者は以前、クラウドコンピューティング環境へのアプリケーションの配備を簡素化することについて、自分の考えの要点をまとめた。当時は、その対象がインフラストラクチャサービスやプラットフォームサービスであろうと、Javaや「Ubuntu」であろうと、VMやディスクドライブであろうと、アプリケーションを共通のフォーマットでパッケージ化する方法が必要だと考えていた。

 核となるコンセプトは、このフォーマットを定義して、実際に送信されるビットと、アプリケーションがクラウド内で動作するために必要なデプロイメントロジックやランタイムサービスレベルのパラメータを結びつけるというものだった。筆者は当初、この提案を行った根本的な動機について詳しく説明しなかったが、ここでその動機をはっきりと述べておこう。

  • 顧客には、コンピューティングとストレージの容量について真に柔軟な市場を実現するために、自分が展開したいペイロードと、そのペイロードのサポートに必要なサービスについての共通の記述が必要だと思う。

  • サービスプロバイダーには、ペイロードのニーズを評価する一貫した方法が必要だ。それは、ペイロードをサポートするために今すぐ使える能力を判断するためでもあり、ニーズと新しいサービス機能を対応させる革新的な方法を実現するためでもある。

picture1 提供:Flickr/Justin See

 非常に率直に言うと、ペイロードの記述と評価のための共通の方法がなければ、アプリケーションやデータセンターインフラストラクチャ、そしてインターネット自体の設計に大きな変更を施さない限り、クラウド機能の円滑な市場は実現しないかもしれない。

 ありがたいことに、アプリケーションのパッケージ化の記事に関して、米CNETのコメント欄、そしてTwitter上の多数のフォロワーから、大変多くのフィードバックをいただいた。フィードバックが非常に素晴らしいものだったので、筆者は最初の提案について再考せざるを得なくなった。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    サイバーリスクは経営の最重要課題へ。取締役会に求められるインシデント対応の実践ガイド

  2. セキュリティ

    今日からできる対策も--ランサムウェアの仕組み・最新手口を徹底解説!

  3. セキュリティ

    シャドーAIのリスクと最新事例を把握し、企業が実践すべき5つの対策ステップを理解する

  4. 経営

    8 割超の組織が“インフラの限界”に直面──エージェント型 AI 時代の新たな基準とは

  5. ビジネスアプリケーション

    なぜAIは定着しないのか? 全社活用を阻む3つの壁を突破し、業務の中で自然に動く仕組みを作るには

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]