「Google.com」を誤って入力した人に忍び寄る脅威--セキュリティ専門家らが警告

Matt Hines (CNET News.com) 2005年04月28日 11時50分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 セキュリティ研究家らが、「Google.com」を閲覧しようとするユーザーを狙った攻撃を発見した。ここで使われている手口は、Googleのウェブアドレスを誤って入力したユーザーのコンピュータに、悪質なプログラムをダウンロードしようと試みるものだ。

 セキュリティ対策企業F-Secureによれば、「Googkle.com」(F-Secureは報告書の中で、絶対にGoogkle.comを閲覧してはならないと警告している)にアクセスすると、ユーザーのコンピュータにはさまざまな種類のトロイの木馬やスパイウェア、バックドアプログラムがダウンロードされてしまうという。大半のキーボードでは「l」の隣に「k」が配置されているため、Googleと入力するときに、ユーザーは、「Googkle」とタイプミスを犯しやすい。今回の攻撃は、これに目をつけて計画されたものだ。

 Google関係者はこの件に関して、現段階では何もコメントできないと述べた。

 Googleはこれまでも、タイプミスをしてしまうユーザーのために対策を講じてきた。GoogleのURLを入力する際に、誤って「o」を1つ多くタイプしてしまっても、自動的にGoogleの正規のホームページにリダイレクトされるようになっている。その一方で、Googleのアドレス入力時に誤って「o」を4つ入力してしまった場合、ユーザーはオンラインカジノのポップアップ広告が表示される「USseek.com」ウェブポータルサイトにアクセスすることになる。

 F-Secureは報告書の中で、絶対にGoogkle.comを閲覧してはならないと警鐘を鳴らしている。このサイトを閲覧すると、2つのポップアップウィンドウが現れるが、これらはトロイの木馬プログラムをインストールしようと試みるウェブサイトにリンクされているという。プログラムのうちの1つは、ユーザーのオンラインバンキング情報を収集するために作成されたトロイの木馬だ。ほかにも、偽のウイルス警告をユーザーのデスクトップに表示して、悪質なウェブサイトにユーザーを誘導しようとするものなどがある。

 ソーシャルエンジニアリングの点から見ると、この攻撃の技術レベルは比較的低い。URLの誤入力を悪用した今回の攻撃は、競合企業のサイトに対するアクセスを奪ったり、大企業の成功に便乗したりしようとする合法的な企業から、みずからの素性を隠し、ユーザーをだまして個人情報を盗もうとする犯罪者に至るまで、インターネットでの金儲けをもくろむ多種多様な人々によってこれまで再三利用されてきた手法を取り入れたものである。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
藤本恭史「もっと気楽にFinTech」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
米ZDNet編集長Larryの独り言
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
田中克己「2020年のIT企業」
大木豊成「Apple法人ユースの取説」
デジタル未来からの手紙
モノのインターネットの衝撃
松岡功「一言もの申す」
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
今週の明言
アナリストの視点
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
スマートデバイス戦略
セキュリティ
ネットワークセキュリティ
セキュリティの論点
スペシャル
de:code
Sapphire Now
VMworld
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
デプロイ王子のテクノロジ解説!
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
さとうなおきの「週刊Azureなう」
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
北川裕康「データアナリティクスの勘所」
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
Windows Server 2003サポート終了
実践ビッグデータ
中国ビジネス四方山話
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化