LPI-Japan、サン、日本オラクル、IT技術者育成支援プログラム「トリプル・クラウン」を実施

山下竜大(編集部) 2005年11月28日 01時30分

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 特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)、サン・マイクロシステムズおよび日本オラクルは11月25日、3社共同によるITエンジニア育成支援プログラム「トリプル・クラウン」の実施を開始することを発表した。特定非営利活動法人とITベンダー2社が主宰するIT資格プログラムの共同提供は日本では初の取り組みとなる。

トリプル・クラウンを発表したLPI-Japanの成井氏、日本オラクルの武井氏、サンの高橋氏(写真右より)。

 トリプル・クラウンは、ITエンジニアがシステム開発における基本的な技術力である「OS」「データベース」「プログラム言語」に間する資格を取得することを支援するプログラム。LPI-JapanのLinux資格である「LPIC Level 1」、日本オラクルのデータベース資格である「ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 10g」、サンのJava技術者向け資格である「SJC-A」(Sun認定Javaアソシエイツ)の3つの資格で構成されている。

 LPI-JapanのLPIC Level 1は、Linuxの基本的な知識を取得することを目的とした資格で、オープンソースコミュニティにより作成されたベンダー非依存でLinuxの本質を見極めるための広範囲にわたる問題が出題される。

 LPI-Japanの理事長である成井弦氏は、「Linux開発者不足と言われている現在、Linuxを知っているだけではなく、データベースやJavaの知識を持ったLinux技術者を育成することで、Linux市場の拡大を加速することができる」と話している。

 日本オラクルのORACLE MASTER Bronze Oracle Database 10gは、Oracle技術者の育成を目的に、1994年に日本でスタートした認定資格。現在、「Bronze」「Silver」「Gold」「Platinum」の4つスキルレベルが設定されており、2005年11月現在で延べ14万5000人が取得している。

 日本オラクルの執行役員 本部長である武井直氏は「ベンダー資格は必要なのかという問題提起をする人もいるが、知識がなければ(OJTで)経験しても人材は育たない。何を学ぶかが重要であり、OS、データベース、プログラミング言語というシステム開発の3要素を楽しく学べる場を作りたかった」と言う。

 サンのSJC-Aは、Java開発に必要なスキルに応じた7つの認定資格が提供されていたが、トリプル・クラウンの提供にあたり、新たに開発されたJava入門者向け資格。Javaプログラミングの概要やJ2EEの全体的なアーキテクチャ、オブジェクト指向などに関する基本知識が出題される。

 サンのエデュケーションサービス本部 本部長である高橋弘行氏は、「トリプル・クラウンの取り組みにより、Javaの資格を再認識してもらいたい。こうした活動を通じて、サン認定のJavaプログラマー数を現在の3倍にしたい」と話している。

 トリプル・クラウン取得の特典として、トリプル・クラウン認定証書の提供や関連資格の受験費用の優待価格、先着50名への「LPIC君」のプレゼント、特性ノベルティ、特別セミナーへの招待などが計画されている。同プログラムは、2005年11月25日〜2006年8月31日の期間で実施。運営事務局は、アール・プロメトリックが行い、受験料はそれぞれ1万5750円(税込み)となる。

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