丸紅ソリューション(MSOL)と日本シンボルテクノロジー(日本シンボルテクノ)は共同で、バーコード情報と無線LANの位置情報を同時に取得し、効率的に商品管理ができる在庫管理ソリューションを開発し、9月12日からMSOLが販売すると発表した。
無線LAN基地局の電波強度から位置を検出する、エカハウ社の無線LAN位置情報検知システム「エカハウ・ポジショニング・エンジン」と日本シンボルテクノロジーのバーコードリーダー、無線LAN内蔵PDA「MC50」を、両社で開発した連携ツールを使って連動させる。MSOLは、エカハウ社と国内販売代理店契約を締結しており、「エカハウ・ポジショニング・エンジン」の販売を行っている。
「MC50」が商品のバーコード情報を読み取ると、無線LAN経由で無線LANの位置検知システムに情報を送り、専用サーバーに位置情報を保存。サーバーがバーコード情報と位置情報を連携ツールで関連付け、データを作成・表示する。位置情報はリアルタイムで画面に表示することが可能。サーバー内のタイムスタンプ機能でデータの時間情報が得られるほか、PDAのユーザー情報から利用者の情報を確認することもできる。
価格は税別で101万8000円から。導入には別途システムの構築費がかかる。連携ツールは無償で提供し、機能の追加が必要な場合はコンサルティングサービスも提供する。