三井情報(MKI)とインドのTech Mahindra(TechM)は5月22日、「SAP S/4HANA」への移行支援体制強化に向けて協業を拡大すると発表した。日印の両社の拠点において共同で開発や導入プロジェクトに当たり、日本企業のSAP S/4HANAへの移行を支援していく。
2025年に現行SAP ERP製品の保守期限が到来することを受け、MKIは2019年度からSAP関連の技術要員を約600人まで拡大することを目指しており、TechM側はその半分に当たる約300人を確保する。
TechMとMKIは2017年に協業を開始し、現在SAP ERP製品のグローバル保守・運用サービスを共同で提供している。TechMはSAPパートナーとしてグローバル企業へのSAP ERP製品の導入やサポートの実績がある。MKIはTechMに、日本企業特有の商習慣や税制・法制など、基幹システムの導入に必要な知見の習得を支援する。