日立製作所と住信SBIネット銀行は5月30日、新会社「Dayta Consulting」の設立を発表した。新会社は、人工知能(AI)を活用した審査サービスを提供する企業で、資本金は5000万円、持株比率は住信SBIネット銀行60%、日立製作所40%となっている。
新会社は、地域金融機関をはじめとした金融機関に対し、まれな事象の発生を予測する日立の人工知能「Hitachi AI Technology/Prediction of Rare Case」と、住信SBIネット銀行のデータハンドリング技術・ノウハウを組み合わせた革新的なAI審査サービスを提供する。
まずは住宅ローンを対象にしたサービスの提供を2019年10月に予定している。今後、カードローンや日々の取引データをもとに借入条件を決定する新しい融資形態であるトランザクションレンディングなど、対象範囲の拡大を検討していく。