オーストラリア国立大学、富士通のスーパーコンピューターを更新

NO BUDGET

2019-08-05 06:00

 オーストラリア国立大学(ANU)は、2012年に導入した富士通のスーパーコンピューターシステムを更新した。性能は現行システムの約10倍となり、オーストラリア最速の性能になる予定だという。富士通とFujitsu Australiaが発表した。

 同システムは、3200ノードの高性能計算システム、大容量ストレージシステム、各種ネットワークなどから構成されるハードウェアと、システムを最大限活用するためのソフトウェア群から構成され、2019年11月より段階的に稼働していく。

 中核となる高性能計算システムは、直接温水冷却技術を用いた富士通サーバー「PRIMERGY CX2570 M5」および「Lenovo Neptune」を備えたサーバーにより、高密度実装を可能にしている。各サーバーのCPUには「インテル Xeon Platinum プロセッサー」を、GPUには「NVIDIA Tesla V100」を備えるなど、最新コンポーネントから構成される。

 同システムは、ANUキャンパス内のNational Computational Infrastructure(NCI)に設置され、オーストラリア連邦科学産業研究機構やオーストラリア地球科学機構、オーストラリア気象局などのオーストラリアの研究者に提供される。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

マイナンバーカードの利用状況を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]