参天製薬が、世界20以上の国や地域で展開するサプライチェーンや財務会計などの基幹業務システムをSAPの「SAP S/4HANA」に全面刷新する。同社からプロジェクトを受託したアクセンチュアが明らかにした。
基幹業務システムの刷新で参天製薬は、アクセンチュアが開発したSAP向けのテンプレート「Accenture myConcerto」を全面的に活用し、これをもとに各国共通のシステムテンプレートを開発、東南アジア地域から順次全拠点にSAP S/4HANAを導入する計画。アクセンチュアでは日本や米国、インド、中国などのメンバーによるグローバルプロジェクトチームを編成して対応するという。
参天製薬 執行役員 CIO 情報システム本部長の山本範明氏は、声明で「グループ全拠点の業務プロセスのさらなる標準化、効率化が不可欠。クラウドをはじめとしたデジタル技術を活用し、業務プロセスを世界規模で統合する今回のプロジェクトは、当社が成長を続けるための基盤となるもの」とコメントしている。