経営におけるデータ活用の重要性が高まる一方、データの孤立化やデータを活用して戦略を立てられる人材の不足が問題になっている。
そのため、企業が独自に保有する「ファーストパーティーデータ」、パートナー企業が持つ「セカンドパーティーデータ」、第3者からデータを得る「サードパーティーデータ」を組み合わせて分析するケースが増えている。
企業のマーケティング活動においては、集客の効率化や優良顧客の囲い込み、離反抑止などを実現する重要なデータとなる。データ分析で浮き彫りになった潜在ニーズを、商品企画、製造や物流、営業活動に活用することも可能だ。
だが、GDPR(欧州での一般データ保護規則)をはじめとした個人情報保護に関連した規制の強化などによってCookieが使いづらくなるなど、サードパーティーデータへの依存率を低減しようとする動きも出てきている。例えば、ファーストパーティーデータを蓄積する際に、ERP(統合基幹業務システム)やSCM(サプライチェーン管理)も参照できるようにするアプリケーションも出てきている。
データ活用における参照対象データについての記事を集めた。