ソリトンシステムズは12月2日、クラウドサービスを利用する際の認証強化とシングルサインオン(SSO)による利便性を両立するクラウドサービス「Soliton OneGate」の提供を開始した。費用は個別見積もりだが、1ユーザー当たりの月額費用は500円以下としている。
Soliton OneGateの利用イメージ(出典:ソリトンシステムズ)
近年では多彩なクラウドサービスが普及し、ビジネスの現場では数多くのクラウドサービスを組み合わせて利用することが一般的になっているが、それらにアクセスする際の認証において、厳密かつ使いやすい認証方式が求められている。また複数のクラウドサービス、および社内システムに対する各ユーザーのID・パスワード管理も大きな課題になる。
OneGateは、「Office 365」をはじめとする各種クラウドサービスへのSSOとID管理を自動化するサービス。以下のような機能により、クラウド普及に伴う課題を軽減する。
SSOでセキュリティ強化と利便性向上
- SSOによってパスワードレスでクラウドサービスを利用できる
- Active Directoryによるユーザー認証を使用するため、クラウドサービスの認証も強化
- 証明書による端末認証で社外からクラウドサービスを利用する時のセキュリティも強化
- 社内ドメイン環境においてはWindowsログインだけでのパスワードレスも実現
簡単な利用設定で導入も容易
- クラウドサービスのドメイン情報などを入力するだけでSSOの設定が可能
ID管理の自動化でIT管理者の負荷も軽減
- 社内Active Directoryと連携。異動の際にはActive Directoryのアカウント情報をメンテナンスするだけでクラウドサービスのユーザーアカウント情報に自動的に反映
ソリトンシステムズでは今後、OneGateが対応するクラウドサービスの種類拡大や、ID管理機能のさらなる強化を継続する予定。さらには、クラウドの認証だけでなくネットワークの認証やデバイス利用時などの認証サービスも提供し、多様な働き方時代での認証系のトータルサポートを実現する計画だ。