ネットアップは、クラウドの利用に関する調査報告を公開した。ネットアップがクラウドの利用目的と課題把握のために実施されたものになる。利用目的の半数以上がデータのバックアップに加えて、複数組織に関わる業務プロセスのIT基盤提供など業務改善のために利用されている実態が明らかになった。
クラウドの利用目的(出典:ネットアップ)
同調査は、2019年11月26日から12月2日の間に、インターネット経由で実施された。有効回答数は440件。同社が主催・協賛したイベントや広告などのデータから、特にクラウドに関連するイベントや広告から得たデータから抽出した人と、同社のユーザーであるかどうかを問わず抽出した人が対象になる。
クラウドの目的については、デジタル変革(DX)を意識する傾向にあり、課題については既存システムとの連携、ベンダーロックイン、システムアーキテクチャーの見直しと改善など、多岐にわたる課題が山積しているという。 また、クラウドソフトウェアは直接契約が過半数以上となり、日本の商習慣にも変化が見られることが分かった。クラウドの利用時には、幅広いエンドポイントにわたって一貫したパフォーマンスを保つことやシームレスに運用できないことが課題であるということも判明した。