日立システムズは、マネジメントやネットワーク、セキュリティなどのサービスをパッケージ化(標準体系化)し、マルチクラウド環境やクラウドネイティブな環境を構築するソリューションの販売を開始した。同ソリューションは製造や流通、金融、公共など、各業種における先進的なマルチクラウドの活用事例を基にしている。
これにより、マルチクラウド化に取り組む際に課題となるクラウドの構成やコスト、ネットワークの管理、セキュリティ対策に関する問題を迅速かつ適切に解決するという。さらに、日立システムズの全社横断組織「BCCoE(Business Cloud Center of Excellence)」に集積されているクラウド技術やサービスの知見を活用することで、顧客のクラウド環境を改善していく。
サービスの概要図(出典:日立システムズ)
同ソリューションは、サブスクリプション方式で提供される。維持・運用面では、日立システムズのエンジニアが複数のクラウドやネットワークの統合管理、セキュリティ対策、万一の障害発生時の原因切り分け・復旧対策、運用レポートの作成を実施。これにより、ユーザーはマルチクラウドの複雑な運用管理業務から解放され、方針策定やアプリケーション開発などの業務に注力できるようになるとしている。
今後は、同ソリューションの内容を拡大していくとともに、日立製作所の「Lumadaソリューション」を迅速に検証・活用する「Lumada Solution Hub」を下支えするサービスとしても展開していく。