米系のエンタープライズIT領域のプロバイダーとしては、Amazon Web Services (AWS)とMicrosoftが激しい争いを繰り広げている。遅れを取っているイメージも否定できないGoogleだが、ここにきて取り組みを本格化してきた。
分かりやすい動きとして、エンタープライズ顧客向けクラウドサービスの強化を目指す「Google Cloud Premium Support」の開始を発表した。また、製品ディスカバリーの向上からサプライチェーンの最適化、ハイブリッドアプリケーション管理に至るまで、さまざまな業務分野で、小売業者を支援する新たなツール群を提供すると発表している。
2019年7月には、スケールアウト型ストレージファイルサービスを手がけるElastifileを買収すると発表。Elastifileは、エンタープライズグレードアプリケーション向けの、完全クラウドネイティブなファイルストレージサービスを提供している。
日本でも、2019年5月にパブリッククラウド「Google Cloud Platform(GCP)」の大阪リージョンの正式運用を開始。
ふくおかフィナンシャルグループは、次世代バンキングシステムを担う勘定系システムの構築基盤として「Google Cloud Platform」(GCP)の採用を決めている。
Googleがエンタープライズ市場に本腰を入れることで起こる「化学変化」に注目し、関連する記事を集めた。