NECは、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させるため、レガシーシステムのモダナイゼーションを支援するサービスメニューを体系化すると同時に、支援体制を強化した。
NECのモダナイゼーションメニュー(出典:NEC)
これまで個別に対応してきたノウハウをもとに、顧客のシステムにおけるデジタル化の度合いから、「デジタルシフト構想」「対象システムのIT資産調査・棚卸などのシステム調査・評価」「モダナイゼーションソリューション」「保守運用」の4項目で構成されるサービスメニューを用意した。さらにDXに関するエキスパートが集結した専任組織「デジタルビジネスオファリング本部」を4月1日付けで新設し、コンサル要員の強化などを行う。
今回提供するサービスでは、レガシーシステムのデジタルシフトが必要とされる中、課題に対してあるべき姿からロードマップを策定し、モダナイゼーションからDXまでのIT戦略を立案することが可能となる。そのために、全社のSE(システムエンジニア)の経験値や提案パターンを一元化し、特にレガシーシステムの知見を持ったシニア人材を全社から集めて活用していく。
NECのモダナイゼーションへの取り組み
なおシニア人材については、NEC社内だけでなく、国内人材市場から積極的に採用した中途採用者やオフショア人材もSEのリソースプールとして用意し、顧客の流動的なSEリソースへのニーズにも柔軟に対応していく。