NTTと米Taniumは4月27日、スマートワールド(スマートシティーやスマートビル、スマートエネルギー、スマートヘルスケアなど)のセキュリティ分野で戦略的提携に合意したことを発表した。スマートワールドにおける機器や設備の可視化とセキュリティ管理のソリューションを世界で展開するという。
提携では、Taniumが提供する数百万台規模の機器のセキュリティ管理が可能なプラットフォームとNTTグループのマネージドセキュリティサービスを組み合わせて提供する。また、NTTが開発したIoT/OT(制御系システム分野の技術)環境向けのセキュリティの異常検知技術を搭載したセキュリティゲートウェイ装置とTaniumのセキュリティ管理プラットフォームの機能を連携させる。これによりビル設備など機器の状態把握とサイバー攻撃などの検知、対策などを迅速に行う仕組みも提供する。いずれも2020年度下期から全世界での提供を順次開始する。
さらにNTTが戦略的に推進するスマートエネルギー事業やスマートヘルスケア事業でも連携し、災害時の停電対応など、緊急事態などの事象に強い仕組み作りや人工知能を活用した医療支援の提供などにも取り組むという。
提携イメージ