日本マイクロソフトと日本オラクルは5月8日、国内データセンター間の相互接続を開始したと発表した。Oracle Cloud東京リージョンとMicrosoft Azure東日本リージョンでの低遅延通信が可能になる。
両社は、2019年6月にデータセンター間の相互接続を表明し、欧米のリージョンで順次展開してきた。アジアでは日本での相互接続が最初になるという。これにより、同じワークロードをそれぞれのIaaS環境上で実行できるようになるほか、Oracle DatabaseやAzure IoTなど組み合わせるクラウドベースのシステムも構築しやすくなる。
また、両サービスで統合的なIDとアクセス管理も可能にし、シングルサインオンでそれぞれのサービスも利用できるようになるとしている。
なお、Oracle Cloud大阪リージョンやMicrosoft Azure西日本リージョンでの相互接続については明らかにしていない。