Colt テクノロジーサービスは6月2日、Oracleのクラウドサービス「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」との接続サービス「OCI FastConnect」の拡大を発表した。
今回の施策では、新たにオンデマンド機能「Colt On Demand for Oracle Cloud Infrastructure」を提供するほか、1Gbps以下の提供帯域の拡大、大阪リージョンとの接続開始を行う。
OCI FastConnectは、各種IaaSとの専用線接続サービスとなる。従来の提供帯域は1~10Gbpsだが、1Gbps以下でも利用できるようにして広帯域を必要としない企業にも対応する。オンデマンド機能では、利用者が必要に応じてカスタマーポータルで設定操作をすれば、わずか数分程度で帯域の増減速などができる。例えば、OCI上のデータベースからある時間帯にだけバッチ処理用データを転送するような利用が可能という
なお、発表時点でColtと接続するOCIの国内リージョンは東京のみだが、6月中旬以降は大阪との接続も開始する予定としている。
同社アジア代表兼代表取締役の星野真人氏は、「OCIは利用者が急速に伸びていると聞いており、われわれとOracleとの間で多い金融や製造の顧客の利用を見込んでいる。短期間のうちにOCIとの接続が(Coltが接続する複数のIaaSの中で)3番目くらいに拡大するのではないか」と話している。