Amazon Web Services(AWS)は米国時間6月4日、AMDの第2世代「AMD EPYC」(開発コード名:「Rome」)プロセッサーを搭載した「Amazon Elastic Compute Cloud」(Amazon EC2)の「C5a」インスタンスの一般提供開始(GA)を発表した。同インスタンスはAmazon EC2ポートフォリオのなかで、x86仮想CPUあたりのコストが最も低いという。
C5aインスタンスは、第2世代のEPYCプロセッサーの特長とも言える大量のコアを生かせるような、コンピュート集約型のワークロードに極めて適している。
C5aインスタンスは、最大駆動周波数が3.3GHzのプロセッサーと、最大96個の仮想CPUを利用できる8つのコンフィギュレーションが特長となっている。
これはEPYCプロセッサーを搭載した6つ目のインスタンスファミリーだ。AWSは2018年から、クラウドインスタンス向けとしてAMDのプロセッサーを利用している。
AMDでデータセンターおよび組み込みソリューショングループのシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めるForrest Norrod氏は声明で、「第2世代のAMD EPYCプロセッサーによって、コンピュート集約型のワークロードを抱えている当社の顧客が、自信を持ってクラウドに移行するために必要となるパフォーマンスがもたらされる」と説明している。
この新インスタンスはAWSの米国東部(バージニア北部とオハイオ)と米国西部(オレゴン)、欧州(アイルランドとフランクフルト)、アジアパシフィック(シンガポールとシドニー)の各リージョンで同日より利用可能となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。