大林組、国内全ての建設現場に顔認証を導入

NO BUDGET

2020-06-16 08:45

 大林組は、国内全ての建設現場にNECの入退管理サービス「建設現場顔認証forグリーンサイト」を順次導入する。NECが明らかにした

 建設現場顔認証forグリーンサイトは、顔認証技術を活用したもので、スマートデバイスを利用し、作業員の現場入退時に顔認証を行うと同時にGPS位置情報を取得することで、誰が、いつ、どこで入退場を行ったかを把握できる。また、設業向けのクラウドを手掛けるMCデータプラスの安全書類作成サービス「グリーンサイト」と連携し、建設キャリアアップシステムへの就業履歴の自動登録を実現する。

 建設キャリアアップシステムは、技能や経験が適正に評価できる環境作りを推進するもの。官民一体で技能者の資格や社会保険加入状況、現場の就業履歴等を業界横断的に登録・蓄積する。2019年4月に本運用を開始し2023年をめどに勤労者退職金共済機構の建設業退職金共済制度との連携を予定している。同システムに蓄積した就業履歴データが作業員の退職金計算に活用される方向となるため、より正確に建設キャリアアップシステムへ作業員の就業履歴を登録する必要性がでてきた。

 これにより、生体認証によるなりすまし防止や導入全現場・全作業員の正確な就業履歴情報を「建設キャリアアップシステム」へ蓄積できるようになり、従来は各作業員の従事日数の確認にかかっている手間や時間を削減することで業務効率化にもつながる。

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