NTTデータとSCSKは7月16日、コンテナーセキュリティツール「Sysdig Secure DevOps Platform」のビジネスで協業することを発表した。NTTデータは、SCSKの「Sysdig Secure DevOps Platform」販売パートナーに参画し、2023年までに50億円の売り上げを見込む。
Sysdig Secure DevOps Platformは、コンテナー内部のアプリケーションや、コンテナーオーケストレーションツール「Kubernetes」のリソース状況、健全性、コンテナー間通信を監視し視覚化することで、迅速なトラブル対応を可能にする。コンテナーの脆弱性検査や不正アクセスなど異常検知時のコンテナー制御の機能を持ち、Kubernetes上でのコマンド履歴を全て記録できる。
コンテナー環境は、従来のサーバー単位での監視や境界防衛型のセキュリティ監視が困難なため、コンテナーに適した方策が必要となる。SCSKは、Sysdig Secure DevOps Platformの国内総代理店で、導入コンサルティングサービスや運用および保守サービスを展開する。NTTデータはCloud Native Computing Foundation(CNCF)メンバーで、Sysdig Secure DevOps PlatformはCNCFのソフトウェアの1つという。
今後は両社で共同マーケティング活動も展開するほか、NTTデータは決済基盤「CAFIS」に適用し、クラウドサービス「OpenCanvas」のコンテナー基盤提供サービスへも適用していくとしている。