名古屋大学は、教育研究用・事務用の全端末において使用するエンドポイントセキュリティ対策としてカスペルスキーの「Kaspersky Endpoint Security for Business Select」、メール経由のマルウェア感染とスパムメール対策として「Kaspersky Security for Mail Server」を採用した。2020年4月から利用している。
名古屋大学は、選定に際して2万人を超える全学への展開といった大規模環境でも問題なく稼動すること、最新のサイバー脅威に対応した高度なセキュリティ機能を備えていること、さらにライセンス料金でコストパフォーマンスが高いことなどを要件としていた。これに対しカスペルスキー製品は要件を全てクリアしており、今回の採用に至ったという。
導入時には、カスペルスキーのシステムエンジニアによる協力で、短期間にスムーズなシステム移行ができ、現在は大学が管理する教育研究用・事務用の全端末とメール環境をサイバーの脅威から保護している。特に新型コロナウイルス感染症の拡大防止に対応するため、教員と職員の在宅勤務や学生のリモート学習の機会が増え、学外でも安全にPCを使用できる環境づくりが急務だったことから、そのセキュリティ対策としても導入製品は活用されている。
同大学情報セキュリティ室では、カスペルスキー製品が、複数の第三者機関のテストにおいて継続的に高い評価を得ている点も高く評価し、今後も新しい高度なマルウェアを安定的に検知するために、継続した性能強化を期待している。